校長挨拶

沖縄県立首里高等学校

校 長 津野 良信(つの よしのぶ)

 

学校長あいさつ

この度は沖縄県立首里高等学校のHPへアクセスして頂き有り難うございます。校長の津野良信と申します。関係者の皆様や中学生の皆さんが、本校のHPをご覧になり本校の教育活動を少しでも知っていただくことができれば幸いです。

本校は、世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺産群』の一つ首里城跡の麓に位置し、本県を代表する伝統校として輝かしい歴史を重ねてきました。今を遡ること二百二十年余、琉球王朝第二尚氏15代国王の尚温王が、「優れた人材を育成し、国の発展につなげる」との思いを込めて、王国の最高学府「国学」となる公学校を本校敷地に創建したのに源を発しております。以来、「海邦養秀」(海に囲まれた邦で優れた人材を育成するという意味)の建学の精神は、県立首里中学校、県立第一中学校、県立首里高等学校と今日まで脈々と受け継がれ、今年度、(県立首里中学校から)創立144年となります。

本校では「海邦養秀」の建学の精神の継承発展と自主・明朗な校風のもと文武両道を掲げ、「次代を拓く、知性と品性を備えた逞しい人物」の育成をめざして日々の教育活動を行っております。
学校規模は30学級(染織デザイン科3学級、普通科27学級)で生徒数1,200名弱の本県では有数の大規模校であり、特に染織デザイン科は沖縄の染織工芸の継承発展に取り組み、伝統校の特色ある学科として本校の活性化に大きく貢献しています。生徒は所狭しと学習・部活動・生徒会活動等に積極的に取り組み様々な分野で輝かしい実績を収めています。

令和5年度は、全国高等学校総合体育大会における、なぎなた競技女子団体2連覇を始めとする、男女バレーボール、男子卓球、弓道、水泳飛込、女子ホッケーなどの活躍、文化系でも、生物部の「オキナワウスカワマイマイの形態の研究」が沖縄青少年科学作品展において最高賞である沖縄県知事賞を含め県内三冠、軽音楽、囲碁・将棋、放送、書道、小倉百人一首かるた競技、文芸、美術工芸、吹奏楽、ダンスなど多数の県内大会上位入賞・九州大会・全国大会派遣がありました。
また染織デザイン科においても第64回卒業作品展「そめおり展」の開催、各種作品展、コンクールでの入賞など、伝統を受け継ぎ新たな創造を実現する様々な活躍がありました。
今春卒業した第79期生の主な進路実績としましては、3月末現在で、国公立大学に琉球大学82名、県立芸大4名を含め県内100名、東京芸術大学、神戸大学、九州大学など県外44名、計144名が合格しています。また私立大学は延べ人数として、県内137名、早稲田大学、明治大学、青山学院大学、関関同立など県外155名、計296名が合格しました。
進学実績の詳細については、本HP内の進路指導部のサイトをご確認ください。

教職員一同、責任感と使命感を持ち、活気ある子ども達の、潜在能力をしっかりと引き出して、さらに力を伸ばしていく教育活動を進めて参ります。皆様には、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶といたします。引き続き本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

令和6年4月